清水赤十字病院 |
清水町は、渋沢栄一翁が1898(明治31)年に「十勝開墾合資会社」を設立し現在の清水町熊牛(くまうし)地区に農場を開設したことに始まり、町名はアイヌ語の「ペケレ・ペツ」(明るい、清い川)に由来しています。清水赤十字病院は、日本赤十字社の理念でもある「⼈道」の精神に基づき、地域の方々に信頼される病院を目指し、一人ひとりの尊厳を大切にしています。災害救護活動では、2018年の胆振東部地震をはじめ国内外の災害救護活動に積極的に参加し"赤十字"としての使命を果たしています。当院では職員のワークライフバランスを大切しており、共に助け合う組織風土があります。また、看護部では看護師各々が能力を発揮できるようなキャリア支援を行い、学びたいスタッフのために"学習休暇"を支援しています。特に、看護師特定行為は医師や多職種と協働しながら専門的実践を学び、地域の中で活躍する機会があります。当院は、 "十勝晴れ"といわれる気候に似て、職員が皆明るく、人のつながりを大切にしているところが魅力です。今後も研鑽を続けながら、選ばれる病院を目指して、地域の皆さんの生活を支える看護を提供いたします。 |
赤十字理念(人道)に基づき、看護部職員が地域に愛される病院として信頼される看護を提供いたします
- 地域の皆様が住み慣れた地域で自分らしく生活できるように人権と意思決定を尊重いたします
- 救急医療の充実のために、安全・安心な看護の提供を目指します
- 地域の皆様の健康を保持・増進を目指し、保健予防活動を推進いたします
- チーム医療を通して看護サービスの向上を図り、患者満足と職員満足向上を目指します
- 常に学ぶ姿勢を持ち、キャリア開発ラダーシステムを活用して看護実践能力を高め、専門職として自律を目指します
- 赤十字の看護部職員として赤十字事業を理解し、その協力・推進にあたります
- 赤十字及び病院、看護部の理念に基づき行動できる看護師
- 地域医療を担う役割を理解し、その役割を果たすことができる看護師
- 患者、家族から信頼される看護師
- 自律できる看護師
- 世界の動向を知り時代に即した行動が出来る看護師
- 看護実施配置・勤務体制・看護要員看護実施配置
- 2階
急性期一般入院基本料(10対1)
地域包括ケア病床(13対1) - 3階
障害者施設等入院基本料2(10対1)
- 勤務体制・看護要員
- 看護師
55名(うち出向4名) - パート看護師 2名
- 准看護師 2名
- 看護助手 6名
- 救急医療
- 消化器内視鏡
- 地域医療
- 化学療法
- 手術療法
- 成人看護
- 老人看護
- 手術看護
- 小児看護
- 認知症看護
- 訪問看護
- 感染管理
- 特定行為
- 褥瘡ケア
- 緩和ケア
- OJT,OFF-JTを連携し看護実践能力を高める。
- キャリア開発ラダーの取得を支援する。
(看護実践者ラダー 管理者ラダー 教員ラダー 国際救援ラダー) - 看護職員個々のキャリアプランを基に主体的な学習を支援する。
(専門看護師,認定看護師,特定行為,学会資格,赤十字関連資格,看護支援,救護訓練,学会発表など) - 専門領域および能力開発できる学習機会を提供する。
(資格取得・更新,学会発表など) - 新人教育支援
- 新人看護職員教育支援プログラムに沿って、新人看護師が安心して働けるよう支援します。
- 年間目標と3か月ごとの目標を定め、職場に適応し看護の基礎が習得できるようなプログラムで教育支援を行います。
- 4月から6月は主に基礎看護技術を習得できるよう、OJTとoff-JTを組み合わせ、勤務時間内での研修参加、自己学習の時間を確保することに努めています。
- 入職1、3、6か月後、1年後に指導者と所属長で面談を行い、教育計画の修正を行うことができます。
- 1年後には、赤十字施設のキャリア開発ラダー(実践者ラダーⅠ)を取得できるよう、院内研修を整え教育支援を行います。
- "地域に寄り添った病院"を目指し、カリキュラムに「地域研修」を
- 組み込んでいます。2年目・3年目には訪問看護ステーションとの連携よる研修があります。
- 経年別・ラダー関連研修
- 特定行為研修
- 研修費助成資格取得への援助
認定看護師等養成学費半額
助成制度あり
資格取得助成制度あり - 研究・学会発表支援
特定行為は、診療の補助であり、看護師が手順書により行う場合には、実践的な理解力、思考力及び判断力並びに高度かつ専門的な知識及び技能が特に必要とされる行為です。
当院は2019年2月に厚生労働大臣より指定研修機関として指定されました。
現在は、3区分・1パッケージ・7行為の活動をしています。
- 区分
- 栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連
- 血糖コントロールに係る薬剤投与関連
- 感染に係る薬剤投与関連
- パッケージ
在宅・慢性期領域パッケージ
- 行為
- 持続点滴中の高カロリー輸液の投与量の調整
- インスリンの投与量の調整
- 感染徴候がある者に対する薬剤の臨時の投与
- 脱水症状に対する輸液による補正
- 気管カニューレの交換
- 褥瘡又は慢性創傷の治療における血流の無い壊死組織の除去
- 胃ろうカテーテル若しくは腸ろうカテーテル又は胃ろうボタンの交換
清水赤十字病院特定行為研修は、チーム医療のキーパーソンである看護師が、患者及び国民並びに医師及び歯科医師その他医療関係者から期待される役割を十分に担うため、医療安全に配慮し、在宅を含む医療現場において、高度な臨床実践を発揮できるよう、自己研鑽を継続する基盤を構築することを基本理念とする。
清水赤十字病院は急性期医療から地域医療、在宅医療まで多岐にわたる役割を担っている中で、地域包括ケアを念頭に置き、患者の入院期間のみならず退院後の在宅療養を支えるために、より自立してケアを提供できる看護師を育成する。
以下の条件を満たす、清水赤十字病院に勤務する看護師であること
- 看護師免許を有すること
- 看護師免許取得後、通算5年以上の看護実務経験を有すること
- 看護部長の推薦を有すること
- 看護実践者ラダーⅢを取得していることが望ましい





- 診療科:総合診療科/内科/消化器内科/小児科/外科/整形外科/人工透析
- 消化器疾患、糖尿病、生活習慣病、感染症、腎疾患、肝疾患
- 訪問診療・訪問看護
患者さんと接することを大切に心のこもった看護を目指しています。
在宅で生活を支えるために訪問看護の質の向上を目指し患者さんに寄り添った看護を目指しています。
認め合い、支えあい、思いやる気持ちを大事にし、明るくいつも笑顔があふれている外来です。
医療安全に努め、患者さんの苦痛を最小限にできるよう看護します。 |
- 透析ベッド:17床
- 二部透析実施
- 慢性腎不全における維持治療としての血液透析を実施
- 国内外の旅行者の受入
- 災害発生時の患者受入
患者さんが安心して透析治療を受けることができるよう、医療安全に努め、こころのこもった看護を目指します。
2階病棟紹介 【一般急性期 24床、地域包括ケア 16床】
病棟の概要
. スタッフと職場環境
新人看護師の支援と成長
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3階病棟①【障害者病棟 40床】
病棟の概要
目指しているケア
スタッフへの支援
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「赤十字」とは
赤十字は「人道・公平・中立・独立・奉仕・単一・世界性」という7つの普遍的な原則 (赤十字の基本原則)のもとに、世界最大のネットワークを持って活動する人道機関です。
「赤十字国際委員会」「国際赤十字・赤新月社連盟」「各国の赤十字社・赤新月社」の3つの 機関で構成されており、日本赤十字社は世界の187カ国に広がる赤十字・赤新月社のひとつです。 -
活動の目的
どんな状況下にあっても、人道的な立場で「人間の尊厳」と「生命」を守り、 人間の苦痛の軽減と予防のために、世界中で活動しています。 -
主な活動
- 災害救護(国内・国外)
- 国際支援(防災・保健衛生等)
- 医療活動(赤十字病産院・離島等の巡回診療・訪問看護等)
- 看護師・助産師の育成
- 献血(献血による安全な輸血血液の確保)
- 救急法・水上安全法等の普及講習
- ボランティアの育成と活動支援
- 青少年の育成(ボランティア活動・国際交流等)
- その他(社会福祉活動等)
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当院の主な救護活動
- 東日本大震災:2011年
・こころのケア班の派遣、看護師による病院支援
- 熊本地震:2016年
・こころのケア班、小清水赤十字病院との合同の医療救護班の派遣、看護師による病院支援
- 平成28年台風10号大雨災害:2016年
・受援-大雨災害により断水が発生し多くの赤十字施設からの支援を受ける
- 北海道胆振東部地震:2018年
・医療救護班、こころケア班、災害医療コーディネーターを派遣
- 能登半島沖地震:2024年
・医療救護班(2班)、災害医療コーディネーターを派遣
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平時からの備え
- 救護班の常備:当院ではいつ起こるかわからない災害・新興感染症に備えて常備救護班(医師1名、看護師3名、ロジスティック2名、薬剤師1名)を備えています。また、災害支援ナース1名の準備も整えています。
- 毎月の救護班訓練の実施:救護班訓練として、発電機の作動確認、衛星電話・無線電話の使用状況の確認、救護服・靴・カバン等の物品の在庫確認を毎月行っています。また、救護班の知識とスキル向上を目的に、毎年開催される日本赤十字社北海道支部による災害救護訓練に参加しています。また、冬期災害を予測して1月に北海道看護大学で開催される「厳冬期災害訓練」にも積極的に参加し、真冬に体育館や車での寝泊まりを実際に経験し、課題を共有しています。
- 赤十字教育と育成:赤十字の看護師は、災害時の看護・救護活動に看護専門職者としての力を発揮できるように、その責務を認識し、日ごろから救護活動に関する訓練や準備を行う事が義務づけられています。当院では、日本赤十字社の"キャリア開発ラダー"に則り段階別に教育を行います。赤十字救急法や災害看護概論、こころのケア、救護員としての赤十字看護師フォローアップ研修等の様々な赤十字教育を他施設との協力のもと実施し、平時より知識を深めます。看護師の救護班登録は、概ねキャリア開発ラダーⅢレベルの職員を対象として、その年の救護班を任命し、教育を行います。
- 救護班の常備:当院ではいつ起こるかわからない災害・新興感染症に備えて常備救護班(医師1名、看護師3名、ロジスティック2名、薬剤師1名)を備えています。また、災害支援ナース1名の準備も整えています。
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令和6年能登半島地震
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