清水赤十字病院 |
清水町は、渋沢栄一翁が1898(明治31)年に「十勝開墾合資会社」を設立し現在の清水町熊牛(くまうし)地区に農場を開設したことに始まり、町名はアイヌ語の「ペケレ・ペツ」(明るい、清い川)に由来しています。町の歴史はまだ浅いのですが、広大な自然の中、季節ごとにその彩を変えるこの大地は、観る・食べる・遊ぶすべてにおいて私たちを魅了します。清水赤十字病院は、日本赤十字社の理念でもある「⼈道」の精神に基づき、地域の方々に信頼される病院を目指し、一人ひとりの尊厳を大切にしています。災害救護活動では、2018年の胆振東部地震をはじめ国内外の災害救護活動に積極的に参加し"赤十字"としての使命を果たしています。小規模病院ではありますが、今後30年以内に起こると予想される、南海トラフ地震や日本海溝・千島海溝沿い巨大地震に備えて、日頃から訓練を行っています。当院では時間外労働時間の削減や有給休暇取得に力を入れるなど、職員のワークライフバランスを大切しています。特に、"みんなで定時に帰ろう"をスローガンに、職種を超えて協力するチーム"FACT"の存在もあり、共に助け合う組織風土があります。また、看護部では看護師各々が能力を発揮できるようなキャリア支援を行い、キャリア開発ラダーを含めた院内教育や学会発表の他に、認定看護師育成にも力を入れています。更に、看護師特定行為は道東唯一の教育指定機関であり、医師や多職種と協働しながら専門的実践を学び、地域の中で活躍する機会があります。当院は、 "十勝晴れ"といわれる気候に似て、職員が皆明るく、人のつながりを大切にしているところが魅力です。今後も研鑽を続けながら、選ばれる病院を目指して、地域の皆さんの生活を支える看護を提供いたします。 |
- 赤十字看護師として信頼される、思いやりのある看護をモットーに、患者・家族の思いに寄り添い、地域住民の期待に応えられるよりよい看護を目指します。
- より良い看護とは、患者が生きる目標に向かってその人が持つ健康を維持促進することを看護者との相互作用の中で引き出しながら、その人らしい生活を高めていくこと。
- 患者の権利を守り、患者が安全・安心できる看護の質向上に努めます
- 保健・医療・福祉のチームの一員として他施設・他部門と協力調和し、円滑に看護業務を遂行します
- 医療・看護・福祉の動向に目を向け、専門職業人として、知識・技術の向上に努めます
- 赤十字に関する認識を深め、赤十字活動に協力します
- 地域に対し実習や見学の場を提供し、開かれた病院を目指します
- 赤十字及び病院、看護部の理念に基づき行動できる看護師
- 患者・家族から信頼される看護師
- 自律できる看護師
- 地域医療を担う役割を理解し、その役割を果たすことができる看護師
- 必要な情報を取り生かすことができる看護師
- 世界の動向を知り時代に即した行動ができる看護師
- 救急医療
- 消化器内視鏡
- 地域医療
- 化学療法
- 手術療法
- 成人看護
- 老人看護
- 手術看護
- 小児看護
- 認知症看護
- 訪問看護
- 感染管理
- 特定行為
- 褥瘡ケア
- 緩和ケア
令和6年度より看護の質向上を目指して、日本看護協会が取り組んでいる「労働と看護の質向上のためのベンチマーク評価」に参加しました。
- OJT,OFF-JTを連携し看護実践能力を高める。
- キャリア開発ラダーの取得を支援する。
(看護実践者ラダー 管理者ラダー 教員ラダー 国際救援ラダー) - 看護職員個々のキャリアプランを基に主体的な学習を支援する。
(専門看護師,認定看護師,特定行為,学会資格,赤十字関連資格,看護支援,救護訓練,学会発表など) - 専門領域および能力開発できる学習機会を提供する。
(資格取得・更新,学会発表など)
- 新人看護師研修
- 経年別・ラダー関連研修
- 特定行為研修
- 研修費助成資格取得への援助
認定看護師等養成学費半額
助成制度あり
資格取得助成制度あり - 研究・学会発表支援
特定行為は、診療の補助であり、看護師が手順書により行う場合には、実践的な理解力、思考力及び判断力並びに高度かつ専門的な知識及び技能が特に必要とされる行為です。
当院は2019年2月に厚生労働大臣より指定研修機関として指定されました。
2019年4月より特定行為2行為1区分の研修を開始しております。
また、2020年8月より領域別パッケージ研修を追加いたしました。
- 区分
- 栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連
- 呼吸器(長期呼吸療法に係るもの)関連
- ろう孔管理関連
- 創傷管理関連
- 行為
- 持続点滴中の高カロリー輸液の投与量の調整
- 脱水症状に対する輸液による補正
- 気管カニューレの交換
- 褥瘡又は慢性創傷の治療における血流の無い壊死組織の除去
- 胃ろうカテーテル若しくは腸ろうカテーテル又は胃ろうボタンの交換
清水赤十字病院特定行為研修は、チーム医療のキーパーソンである看護師が、患者及び国民並びに医師及び歯科医師その他医療関係者から期待される役割を十分に担うため、医療安全に配慮し、在宅を含む医療現場において、高度な臨床実践を発揮できるよう、自己研鑽を継続する基盤を構築することを基本理念とする。
清水赤十字病院は急性期医療から地域医療、在宅医療まで多岐にわたる役割を担っている中で、地域包括ケアを念頭に置き、患者の入院期間のみならず退院後の在宅療養を支えるために、より自立してケアを提供できる看護師を育成する。
以下の条件を満たす、清水赤十字病院に勤務する看護師であること
- 看護師免許を有すること
- 看護師免許取得後、通算5年以上の看護実務経験を有すること
- 看護部長の推薦を有すること
- 看護実践者ラダーⅢを取得していることが望ましい
- 診療科:総合診療科/内科/消化器内科/小児科/外科/整形外科/人工透析
- 消化器疾患、糖尿病、生活習慣病、感染症、腎疾患、肝疾患
- 訪問診療・訪問看護
患者さんと接することを大切に心のこもった看護を目指しています。
在宅で生活を支えるために訪問看護の質の向上を目指し患者さんに寄り添った看護を目指しています。
認め合い、支えあい、思いやる気持ちを大事にし、明るくいつも笑顔があふれている外来です。
医療安全に努め、患者さんの苦痛を最小限にできるよう看護します。 |
- 透析ベッド:17床
- 二部透析実施
- 慢性腎不全における維持治療としての血液透析を実施
- 国内外の旅行者の受入
- 災害発生時の患者受入
患者さんが安心して透析治療を受けることができるよう、医療安全に努め、こころのこもった看護を目指します。
できるだけ長く在宅で生活できることを願って患者・家族の背景を大切に、患者の思いに寄り添った看護を目指しています。 |
- 3階病棟:42床
- 身体障害者・特殊疾患病棟
- 脊髄小脳変性症/進行性筋ジストロフィー/パーキンソン病/肢体不自由/脊髄損傷/ALS/人工呼吸器使用患者/人工透析患者など
障害を持つ患者さんに寄り添い、その人らしい療養生活が提供できるように努めています。患者・家族の背景を大切にしています。
認め合い、支えあい、思いやる気持ちを大事にし、明るく元気にいつも笑顔があふれている病棟です。